秋冬になると髪が抜けるというご相談をよく頂きます。
今回は艶髪の育毛のための頭皮環境の改善について、説明したいと思います。
艶のある良い髪は、良い頭皮からしか育ちません。

 

 

艶髪になるために大切な事

 

 

必要以上の抜け毛を防ぎ、健康な艶髪を育てるためには、柔軟で血行の良い頭皮にしておくことが大切です。

頭頂部の皮膚の下には筋肉がないので、自分の意思で動かすことができません。

そして体の1番上にあるので、血液の巡りが悪くなりやすい部位です。

ですからマッサージで頭皮を柔らかくし血行良くすることが健康な髪を育てるためには重要です。

必要以上の抜け毛を防ぎ、良い髪が生える環境を整えるためにも、マッサージを習慣にしましょう。

 

 

おすすめ！艶髪を育てる簡単マッサージ

○頭の側頭部に手を置き、手のひらと指を使って下から上へ頭皮を持ち上げるように、

指を滑らせていきます。

○前頭部、後頭部も同じく、下から上に持ち上げるように指を滑らせていきます。
髪に摩擦が起きないように注意して行って下さい。
1日できれば朝晩すると効果的です。

頭にはツボがたくさんありますので、痛気持ちいい所を見つけて押してあげるのも良いですね。

 

ちなみに抜け毛予防に効果的なツボは
「百会」（ひゃくえ）と言う頭のてっぺんにあるツボです。

 

頭のツボの中心と言われ、左右の耳と頭頂部を通って結ぶ線と、眉間から頭頂部に向かって延ばした線が交わるところにあります。

その辺りを両手の4本の指で、ゆっくり押して、そっと力を抜いていくツボ押しマッサージをしてあげると、血行が促進されて抜け毛予防に繋がります。

 

頭をスッキリさせ、首の血行を良くする
「完骨」(かんこつ)と言うツボを押すのもおススメです。

耳の後ろの出っぱった骨の下側のくぼみにあるツボで、この部分を親指でゆっくり上に押し上げるように押して下さい。

自律神経を整え、頭痛、眼の疲れ、めまい、顔のむくみなどの症状をやわらげ、首の凝りを解消する効果があります。
頭がスッキリしない、という時にも有効なツボなので、覚えておくと便利ですね。

 

そして肩や首のこりのある方は、血行が悪くなっている場合があり、抜け毛が起きやすいと言われています。

 

肩、首周りのストレッチをしてほぐしてからシャンプーすると、頭皮の血行促進にさらに効果的です。

 

 

肩こり解消に効果的な簡単ストレッチ

 

 

 

• 後頭部を両手で抑えて、下向くように首を前に30秒倒す
  同じよう左右も斜め下に片手で倒して首の後ろ側を伸ばす
  首の後ろの筋肉が伸びて血行が良くなります。

• 片手を上にあげもう片方の肘を下に向けて押します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また体の前に持ってきてもう片方の手で腕の裏側、肩を気持ちよく伸ばします
• 後ろで手を組み、肩甲骨をグッと後ろに引き寄せて胸を30秒開きます
  肩甲骨の間の血流が良くなって、固まった筋肉が緩みます

 

 

 

　シャンプーすると髪が抜ける？

 

シャンプーをすると髪が抜けるからとなるべく抜けないように軽く洗っている人がいますが、

正しくシャンプーをしたことにより抜け毛が増えると言う事はありません。

むしろ抜け毛を防ぐためには、きちんとシャンプーをして頭皮を清潔にして

血行良くしておくことが大切です。

 

ただ毎日とか2日に1度と決めるのではなく、その時の頭皮の状態や汚れの状態に合わせて

洗う頻度を変えないと、かえって頭皮が荒れたり髪が傷む原因になります。

 

髪にはサイクルがあり人によって抜け毛の数は少し違いますが、毎日50から90本程度が抜け落ち、

別の毛穴からまた生えてくると言うことを繰り返しています。

 

髪には成長期、退行期、休止期があり、休止期になると、軽く手で触れたりシャンプーブラッシングをしただけでも簡単に抜けてしまいます。

 

秋は抜け毛が増えるというのは、季節によってヘアサイクルにも乱れが生じる時期があり、

休止期の髪のピークは7月が多く、休止期は約3カ月かけて終了するため、

10月ぐらいまでは自然脱毛が増加すると言われています。

 

 

数日に1度のシャンプーをしている場合には、

大量の抜け毛が出ますが、

そこで洗わないでいると次回の洗髪時にさらに抜け毛が多くなります。

 

 

髪の毛は抜ける事で新しい髪が生えてきますので、

抜け毛を気にしてシャンプーを控える必要はありません。

 

しかし汚れを気にして洗い過ぎても、

新生毛を引き抜いてしまうことも多いので気をつけましょう。

 

 

 

正しいシャンプーの回数は原則として毎日1回から2日に１回位が適度です。

 

 

乾燥肌の場合、頻繁に洗うと油分の取りすぎが原因で皮膚炎が発生したり

頭皮がカサカサになって、細かいフケが出たりします。

 

 

こういう場合は頭皮の状態に応じて2、3日に1回の割合で洗うようにしても大丈夫です。

 

 

また油分が少なく、スタイリング剤などをあまりつけない

女性の場合は2度洗いではなく、1度洗いで充分と言うこともあります。

 

逆に極度の油性の場合は、1日2回洗っても良い状態の髪質の方もいます。

 

頭皮の状態や汚れによっても異なりますので自分の髪に合った頻度で、

 

髪の状態に合わせたシャンプーを選ぶことも必要です。

 

 

シャンプーの選び方はまた改めて追記していきますね。

 

 

 

わからなければ、担当の美容室で相談するのもおススメです。

 

抜け毛を増やさないシャンプーの仕方

シャンプーは指をしっかり地肌につけてマッサージするように洗って下さい。

 

爪を立てずに洗うのはもちろんですが、地肌を擦るように洗ってしまうと、

 

生えたての細い新生毛が抜けてしまう事があります。

 

新生毛は約129日たたないと再生せず、ゴシゴシ洗って無理に引き抜いてしまうと

ヘアサイクルを狂わせてしまいます。

 

最も注意が必要なのはすすぎです。

 

シャンプー剤が頭皮や髪に残らないように十分にすすぎ流しましょう。

 

ロングの方で4.5分すすがないと、シャンプーが残ってしまう可能性があります。

 

すすぎが悪いとフケやかゆみ、抜け毛が抜け毛の原因になる事があるので、

しっかりめに流して下さいね。

 

 

艶髪になるドライヤーの使い方

そしてタオルで頭皮と髪を摩擦しないように、優しく包んでポンポンと抑えるようにして下さい。

 

 

毛先は下からタオルで軽く握るようにして、しっかり水気を取ります。

 

自然乾燥は雑菌が繁殖する原因になりますので避けて、ドライヤーで根元から乾かして下さい。

 

 

この時下から煽って乾かさないように。

 

上から下にドライヤーを当てて乾かすと、キューティクルが整って艶髪に仕上がりますよ。

 

気持ち良さそうそうですが、下からあおってはいけません。

 

 

よく美容師さんがやると乾かしただけでもツヤツヤになるのに、自分でやるとちがう、と

言われたりしますが、美容師は後ろに立って上から乾かしてますから、

自然とキューティクルが整ってツヤツヤになるんですよね。

 

顔回りや襟足など、前から風を当てないと乾きにくい所は90度位の角度で当てていいのですが、

 

基本は上から下の方がツヤが出るのでおすすめです。

顔回りを乾かす時もドライヤーの角度は90度まで

 

 

いかがでしたか？

ホームケアが艶髪の育毛には必須です。

 

 

HAIR SHAPEでは艶髪は美容室とお客様の共同作業で作り上げていくものだと考えていますので、

ご来店のお客様には詳しいお手入れ方法をアドバイスさせて頂いています。

 

ぜひ正しいお手入れで、心地良い艶髪を手に入れてくださいね！

 

 

 

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